2023.12.28 お役立ち情報
〇中央社会保険医療協議会 総会(第576回)
中医協・総会が12月27日に開催され、プログラム医療機器(SaMD)の評価療養について、薬事承認における二段階承認の考え方に基づく第1段階承認を取得したSaMD、及び保険適用後にチャレンジ申請により再評価を受けることを目指すSaMDについて、それぞれ議論が行われ、概ね事務局案に沿った評価の方向性となった。
また、今回の改定に向けての支払(1号)側、診療(2号)側の意見がそれぞれ表明された。特に診療側からは、検査・画像診断について (1)医師の技術料としての評価が低すぎる検査料の見直し 例えば、評価が低く原価割れのため標準的手順が省かれ、結果的に医療費を高騰させている生体検査(運動負荷、呼気ガス分析加算など)の再評価等、 (2)感染症免疫学的検査の年齢設定 年齢制限が設けられている検査項目について、適切な年齢設定に見直すこと、 (3)働き方改革、外来医師の負担軽減が可能となるよう画像診断管理加算2(夜間また は休日の緊急遠隔読影)の要件を見直すこと (4)CT及びMRの特性と診療上の役割を踏まえコンピューター断層診断の算定回数を見直すこと (5)コンピューター断層診断の要件を見直し、他医療機関撮影のCT等の読影は初・再 診にかかわらず評価すること等が具的敵に示された。