2023.03.29 お役立ち情報
〇中央社会保険医療協議会 総会(第542回)
中医協・総会が3月22日に開催され、保険医療材料等専門組織(保材専)の下に設置された「プログラム医療機器(SaMD)等専門ワーキンググループ(WG)」の審議を、翌日の23日には開始するとの報告があった。
業界団体などからのヒアリングを含め、7月までに5回の会議開催を予定。意見を取りまとめ、2024年度診療報酬改定に向けた、秋以降の中医協の議論に活用する。会議は非公開で、議事録を後日公開する。
SaMDについては、規制改革推進会議から、薬事承認、保険適用を2段階で行う仮承認仮償還価格制度の創設に向けた検討が求められており、WGではSaMDの保険上の評価体系について検討を行うほか、保険収載後の使用実績を踏まえて、点数引上げを求めることができるチャレンジ申請の枠組みの妥当性等を議論予定。
なお、WGメンバーには、日本医学放射線学会(JRS)理事長で順天堂大学大学院医学研究科教授青木茂樹先生、内保連副理事長で国立国際医療研究センター放射線科診療科長の待鳥詔洋先生、公益財団法人医療機器センター専務理事の中野壮陛先生、元保険局医療課医療技術評価推進室長を務めて、現在東京医科歯科大教授に転じた岡田就将先生や、東京大学特任教授の田倉智之先生等が入っている。