2023.05.26 お役立ち情報
〇日本看護協会が厚労省保険局への要望書提出
日本看護協会は5月22日付で、厚労省保険局の伊原局長宛に要望書を提出。電気代をはじめとする物価の高騰が医療機関や訪問看護ステーションの経営に大きく影響しているとして、医療機関が算定する入院基本料や初・再診料と、訪問看護事業所が算定する訪問看護基本療養費や精神科訪問看護基本療養費の大幅な引き上げを求めた。
また、2024年度の診療報酬改定に関する要望書も提出。要望内容は、平時・有事に対応できる効果的・効率的で質の高い医療提供体制の構築、持続可能で質の高い医療を実現するための働き方改革の推進▽安心・安全で質の高い医療・看護の実現・充実-が柱で、計24項目。質の高い医療提供体制の構築では、急性期一般入院料1などの算定病院向けに看護職員夜間「10対1」配置加算の新設を求めた。
さらに働き方改革の推進では、看護職員の夜勤を月平均72時間以内に抑える入院基本料の施設基準の堅持を求め、1カ月の夜勤が72時間を超えた看護師は、情動ストレスや起床時の身体疲労が有意に高まったとする調査結果を示した。