2023.06.30 お役立ち情報
〇中央社会保険医療協議会 総会(第547回)
中医協・総会が6月21日に開催され、2024年度の診療報酬改定に向けて、外来医療への評価の議論を開始。中長期的な人口減少や高齢化を見据えた地域医療の提供体制を整備するため、診療所等の「かかりつけ医機能」の強化や、医療機関の役割分担や連携を推進する。また、生活習慣病対策やオンライン診療への評価等も議論する。
5月に成立した「全世代型社会保障制度関連法」(2025年4月運用開始)には、「診療所や病院が都道府県に「かかりつけ医機能」の整備状況を報告する制度の運用が始まる。
専門的な治療を行う医療機関や介護との連携、認知症や生活習慣病への対応、人生の最終段階における医療・介護に関する意思決定支援等がテーマになる見通し。
2022年度診療報酬改定では、従来の診療情報提供料(III)を「連携強化診療情報提供料」として再編。地域の「紹介受診重点医療機関」と200床未満の病院や診療所による情報連携への評価を新設している。