2023.08.04 お役立ち情報
〇中央社会保険医療協議会 総会(第550回)
中医協・総会が7月26日に開催され、2024年度の診療報酬改定に向けて医療機関の感染症対策の議論を始め、厚労省は、新型コロナウイルス感染症を含む新興感染症以外への対応と、新興感染症の発生・蔓延時を想定した対応とに分けて論点を示した。
厚労省は、中医協がこの日開いた総会で新型コロナを「新興感染症以外」に位置付けた。新型コロナの感染症法上の位置付けが5類へ移行したことに伴い、これまでの診療報酬の特例は、医療提供体制の今夏までの状況などを検証しながら段階的に縮小させることになっている。厚労省は、2024年度以降は「恒常的」な対応への評価に切り替える方針。
新興感染症以外への対応では、感染対策に必要な人員の確保、個人防護、個室管理、地域の医療機関や高齢者施設との連携などの観点から医療現場の対応を議論する。