2023.09.01 お役立ち情報
〇社会保障審議会 医療部会(第101回)
社会保障審議会「医療部会」が8月25日に開催され、2024年度の診療報酬改定の基本方針を巡る議論を始め、物価高騰等への対応を求める意見が相次いだ。厚労省は、これからの議論を踏まえて基本方針に書き込む内容を検討する。
2024年度の診療報酬改定は、介護報酬や障害福祉サービス等報酬とのトリプル改定(6年に一度)となる。厚労省の医療介護連携政策課長は会合の冒頭、そのことも踏まえながらの改定議論を呼び掛けた。
基本方針は、社保審の医療部会と医療保険部会が並行して議論を進め、12月上旬頃の取りまとめを目指す。新興感染症への対応や医療分野でのDXの推進など、国の政策をどう反映させるかが焦点になる。
また、政府が6月に閣議決定した「骨太方針2023」には、2024年度の同時改定で、物価高騰やスタッフの賃金上昇等を含め、患者・利用者の負担を抑えるのに「必要な対応」を取ることとされた。
それを踏まえて、物価や光熱費の高騰で医療機関の経営改善が危機的な状況にあるとして、診療報酬での確実な対応を求める意見が相次いだ。