2023.09.26 お役立ち情報
〇中央社会保険医療協議会 総会(第556回)
中医協「総会」が9月27日に開催され、アルツハイマー病の進行を遅らせる効果が証明された新薬「レカネマブ」が承認されたことを受け、「高額薬ルール」に基づき同薬の具体的な薬価算定方法を薬価専門部会や総会で検討するとともに、年内に薬価収載が行えるよう議論を進めていくことで合意。
高額な医薬品への対応として、年間の市場規模が1,500億円を超えると見込まれる品目が承認された場合には、通常の薬価算定の手続きに先立って直ちに中医協・総会に報告し、その品目の薬価算定方法の議論を行うこととされている。
こうしたルールに則って、レカネマブについて薬価収載時の算定方法や市場拡大再算定の適用などを薬価専門部会で検討し、その結果を踏まえ総会で議論する。また、通常は薬価算定で評価していないデータの評価(介護費用)については、薬価専門部会や費用対効果評価専門部会で議論し、その結果を踏まえて総会でも話し合う予定。