2023.10.06 お役立ち情報
〇社会保障審議会・医療部会(第102回)
社会保障審議会「医療部会」が9月29日に開催され、かかりつけ医機能が発揮される制度整備の施行に向けた検討、及び令和6年度診療報酬改定の基本方針について議論が交わされた、
特に、「診療報酬改定の基本方針 参考資料」には、医療を取り巻く環境等、診療報酬改定に向けた基本方針を決定するための参考資料が掲載されており、参考となる。
診療報酬改定の基本方針は、中医協による点数配分の議論の前提となり、これまで、改定に当たっての基本認識、改定の基本的視点と具体的な方向性を盛り込んできた。
2024年度の基本方針でもこの形を引き継ぎ、近年の社会情勢や医療を取り巻く状況を反映させる。厚労省は、正式な基本方針を12月上旬にはまとめたい考え。
政府が6月に閣議決定した骨太方針2023では、2024年度に行われる診療報酬や介護報酬などの同時改定で、「物価高騰・賃金上昇」や「患者負担・保険料負担」への影響のほか、医療機関などの「経営の状況」や「人材確保の必要性」を踏まえ、「必要な対応」を行うとされている。
基本認識の例としては他に、全世代型社会保障の実現、新興感染症への対応、医療DXやイノベーションの推進、社会保障制度の安定性・持続可能性の確保等を挙げている。