2023.10.20 お役立ち情報
〇規制改革推進会議(第17回)
政府の「規制改革推進会議」が10月16日に開催され、2023年度の補正予算への反映を視野に入れた「緊急に対応すべき課題」として、プログラム医療機器(SaMD)の開発・市場投入の促進を盛り込んだ。医療分野では、オンライン診療のさらなる普及・促進や、診療報酬、介護報酬における常勤・専任要件等の緩和なども列挙した。
岸田首相が会議に出席し、緊急に対応すべき課題として、デイサービスや学校での受診といった、オンライン診療の診療場所の拡大や、在宅医療提供体制の充実、医療・介護従事者の常勤・専任規制の見直しなどを列挙し、「月末に取りまとめる予定の経済対策に向けて検討を加速していただきたい」と指示した。
2024年の「答申・規制改革実施計画策定」につなげていく必要がある「当面の重要課題」では、タスクシフト/シェアの推進、医療データの利活用法制等の整備をあげ、オンライン診療、SaMDの開発・市場投入の促進については、緊急・当面の両課題に盛り込んだことから、政府として最も注力する分野に位置付けている。