2023.11.10 お役立ち情報
〇社会保障審議会 医療部会(第103回)
「社会保障審議会・医療部会」が11月1日に開催され、2024年度診療報酬改定の基本方針に盛り込まれる見通しの「かかりつけ医」という記載について、医療法の改正を受けて省内で検討している「かかりつけ医機能」と直接はリンクしないとの認識を示した。
前回の診療報酬改定の基本方針には、「かかりつけ医、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬剤師の機能の評価」という記載があり、厚労省はこの日、医療機能の分化・強化、連携を進める具体策として、それと同じ記載を盛り込んだ案を提出。
厚労省保険局医療介護連携政策課の竹内課長は医療部会の席上「先般の法改正を受けて医政局の検討会で議論を行っている『かかりつけ医機能』ではなく、従来、診療報酬で評価している機能を想定している」と説明。
5月に成立した改正医療法には「かかりつけ医機能」の報告制度の創設が盛り込まれ、医療機関に報告を求める内容を厚労省の検討会が議論している。報告制度の枠組みが固まるのは、2024年度改定後の夏頃になる見通し。