2023.11.17 お役立ち情報
〇令和5年度厚生労働省補正予算案の概要(11/10付)
政府が11月10日に閣議決定した「2023年度の補正予算案」で、厚生労働省はDXやイノベーションの推進に1,828億円を計上した。このうち、「マイナ保険証」の利用が増えた医療機関などへの支援に217億円、電子処方箋の活用・普及の促進事業に167億円を充てた。
マイナ保険証の利用を進めるため、厚労省は初診や再診などでのマイナ保険証の利用の増加量を基準として医療機関に支援金を交付する。
また、2023年10月末から2024年3月末までのいずれかの月のマイナ保険証の月利用件数の総数が1台当たり500件以上の医療機関などが、顔認証付きカードリーダーを増設した場合に費用の一部を補助。病院については利用件数などに応じて最大で3台増設分までを補助の対象とする。
電子処方箋では、医療機関や薬局への導入費用の助成を補助。 医療機関等では助成金と他の補助金を併せて受給可能。導入費用への財政支援全体の割合は、病院と大手チェーン薬局が2分の1、診療所と中小規模の薬局は4分の3となる。
厚労省では、電子処方箋の機能拡充を促す事業として76億円を計上した。これにより、リフィル処方箋や口頭同意による重複投薬のチェック結果閲覧等の新機能を導入した医療機関や薬局への関連費用の補助を行う。