2023.11.17 お役立ち情報
〇富士フイルムの2024年上半期 メディカル事業で増収 ヘルスケア全体では増収も「6%の減益」に
富士フイルムホールディングスが11月9日に発表した2024年3月期第2四半期決算のうち、内視鏡や医療ITなどのメディカルシステム事業の業績は、売上高3047億円(前年同期比5.9%増)と増収だった。バイオCDMO事業などを含めたヘルスケア事業全体では、売上高4482億円(6.4%増)、営業利益418億円(6.0%減)と増収減益だった。
メディカルシステム事業は、内視鏡や医療ITが好調に推移し、増収を確保した。内視鏡では国内で新製品の販売が好調で、欧州でも堅調だった。医療ITは、医用画像情報システム「SYNAPSE」や、3D画像解析システム「SYNAPSE VINCENT」など、システム・サービス販売が米国・欧州を中心に好調だった。
超音波診断装置では、据置型の新製品「DeepInsightシリーズ」の販売が国内中心に伸長したものの、中国での販売低調を補いきれなかった。画像診断分野では、中南米や中東でのCT販売が伸長したことに加え、国内では半導体等部品不足の解消に伴い、MRIの販売が順調に進捗し、売上が増加した。
MEジャーナル記事より