2023.12.08 お役立ち情報
〇医療機関等における消費税負担に関する分科会(第24回)
中医協・医療機関等における消費税負担に関する分科会が12月6日に開催され、消費税率の引き上げに伴う医療機関や薬局の負担増を和らげるため診療報酬で行っている補填(2021、2022年度分)の分析結果を報告。
それによると、病院と一般診療所を合わせた「医科全体」での補填率は2022年度107.1%、2021年度105.6%だった。
医科の補填率の内訳は、2022年度は病院が112.8%(2021年度は113.2%)と過剰だったのに対し、一般診療所は94.6%(88.9%)と2年連続で不足していた。また、歯科診療所が105.4%(103.2%)、薬局は91.7%(89.5%)で、医科と歯科・薬局を合わせた「全体」では106.1%(104.5%)だった。
厚労省は、医科と歯科では診療報酬の補填に不足はなく、薬局の補填不足にも改善が見られるという認識を示した。2024年度の改定で上乗せ点数は見直さず、補填状況を引き続き検証する方針。