2023.12.28 お役立ち情報
〇中央社会保険医療協議会 総会(第575回)
中医協・総会が12月22日に開催され、医学管理のために患者自身が自宅などで使用するプログラム医療機器(SaMD)を原則として特定保険医療材料として評価するとし、その際には「特材の償還価格」と、「管理料」を分けて評価するとの事務局案を了承。SaMD毎に「管理料」は設定せず、共通する1つの点数を設定するとした。診療側、支払側とも、「モノ」と「技術」を分けて評価する方向性に賛同した。
診療側委員は、具体的な点数を見ないと判断できないとしつつ、「モノと技術を分離してそれぞれの価値をしっかり評価する方向性には賛同する」とした。
支払側委員も同様に賛同した上で、既に技術料として評価されている、キュアアップの「ニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカー」「高血圧治療アプリ」の取り扱いについて質問した。
保険局医療課の眞鍋課長は、「高血圧症治療補助プログラム加算は、プログラム医療機器のコストと指導管理を合わせた評価だが、禁煙治療補助システムについては、プログラム機器のコストと指導管理のコストが別々に評価されている」とし、モノと技術の分離が可能な、禁煙治療補助システムの評価について、「見直しを検討することになると想定している」との考えを示した。