2023.12.28 お役立ち情報
〇令和6年度予算政府案(12/22)《財務省》
政府は12月22日、一般会計の歳出が総額 112兆717億円となる2024年度予算案を閣議決定した。このうち、医療や介護などの社会保障費は過去最大の37兆7,193億円で、前年度の当初予算から8,506億円(2.3%)増加した。
高齢化などに伴う社会保障費の「自然増」は3,700億円程度(年金スライド分を除く)となり、概算要求時点よりも1,400億円程度圧縮。薬価改定や前期高齢者納付金の報酬調整など改革の努力により、高齢化による増加分に相当する水準に収めるという従来の方針を達成させる。
社会保障費用の内訳は、「医療」が12兆3,668億円、「福祉等」が8兆2,217億円、「介護」が3兆7,288億円。
診療報酬改定については、医療現場で働く幅広い職員の賃上げとして、2024年度に2.5%(定昇分を入れれば4.0%)、2025年度に2.0%(同3.5%)のベースアップを実現するための措置を講じる。
また、財務局などによる機動的調査で判明した診療所の「良好な経営状況」を踏まえ、診療所を中心に管理料や処方箋料などの再編による効率化・適正化を行う。こうしたメリハリのある報酬改定を行うことで、本体部分の改定率をプラス0.88%(国費822億円)とする。