2024.01.12 お役立ち情報
〇富士フイルムヘルスケア「64列128スライスの新CT」発売 AIで画像処理・検査効率を向上 3D解析機能も搭載
富士フイルムヘルスケアは12月1日から、64列128スライスのCTシステム「FCT iStream」の販売を開始した。AI(人工知能)技術を活用した画像処理機能IPV、検査効率向上技術SynergyDriveを搭載し、高画質な画像の提供と検査ワークフローの効率化を実現し、3D画像解析システム「SYNAPSE VINCENT」の基本機能も採用した。
「FCT iStream」は、画像処理機能IPVを搭載することで、低線量での撮影でも高画質画像の提供が可能。具体的には、一般的な画像処理技術「FBP」を使用した場合と比較すると、被ばく量を最大83%、画像ノイズを最大90%削減できる。
さらに頭部撮影で、特定の角度範囲の照射線量を制御する機能IntelliODMを搭載したことで、撮影中の線量を制御することで画質の低下を抑えつつ、水晶体など放射線感受性が高い部位へのX線照射量を最大30%低減することも可能になる。
検査効率向上技術SynergyDriveにより、検査室入室から検査後に退出するまでの一連の検査ワークフローを効率化。撮影ポジション設定、被検者情報登録、撮影範囲や撮影条件設定、画像転送、3D画像解析など操作者に負担のかかる作業を自動化・高速化を実現した。
このほか断層画像から高精細な3D画像を描出する「SYNAPSE VINCENT」の基本機能を採用しているため、撮影後にその場で撮像した部位の機能解析に適した3D画像を得ることが可能だ。
MEジャーナル記事より