2024.02.02 お役立ち情報
〇中央社会保険医療協議会 総会(第582回)
中医協・総会が1月31日に開催され、看護職員、病院薬剤師、その他の医療関係職種の賃上げ実施のため、個別改定項目(いわゆる「短冊」)の資料に入院、外来での「ベースアップ評価料」の新設を追加し、了承された。
2024年度、2025年度に賃上げを実施することが条件で、医療機関に賃上げ改善計画の策定と、地方厚生局に対する賃上げ報告を義務付ける。
支払側委員は、「政府方針に基づき、評価料の全額を対象職員の賃上げに充当し、その実態を医療機関ごとに検証することを前提に、事務局案を了承したい」、「基本料に溶け込ませず、別途評価することで、各医療機関の賃上げ実態を把握できる」と歓迎した。
一方、診療側委員は、事務局案を了承した上で、「算定にあたって提出が求められる計画書、届出様式について、可能な限り分かり易くシンプルなものにして、賃上げに必要な財源が確実に医療機関に届くようにして欲しい」と要請した。