2024.03.15 お役立ち情報
〇「画像管理サーバー」の障害発生について(3/4)《国分生協病院》
鹿児島県霧島市の国分生協病院は、院内の画像管理サーバーが身代金要求型コンピューターウイルス「ランサムウェア」の攻撃を受け、正常な運用ができないと発表した。5日時点で、救急、一般外来の一部を制限しているという。
同院によると、2月27日深夜、同院の画像管理サーバーがランサムウェア攻撃を受け、診療記録のPDFファイルの一部が暗号化された。電子カルテや医事会計など他のシステムは正常稼働しているものの、予約外来、入院患者への対応は紙カルテで運用。「現時点で通常診療復旧のめどは立っていない」(同院)という。
ウイルス感染時、院内の画像管理サーバーは、▽保守のためにつながっている外部業者との回線で接点となる病院内設置のネットワーク機器に外部から認証なしで院内のコンピュータにリモートデスクトップ接続ができる▽ウイルス対策ソフトが設定されていなかった-状態だった。同院は、外部接続点の脆弱性の点検・設定の見直しや全システムでウイルス対策ソフトの稼働状況の点検など、再発防止策の徹底に取り組むとしている。