2024.03.22 お役立ち情報
〇糖尿病自己注シリンジの「リサイクル」を試験実施 ノボと東邦HD「使用済み機器に、新たな使命を」
ノボ ノルディスク ファーマは3月12日、日本初の使用済みペン型注入器のリサイクルプロジェクトを開始すると発表した。あらかじめインスリンなどが充填されているプレフィルド型のペン型注入器は、約77%がプラスチック。本社のデンマークでは、オフィスチェアにリサイクルしているという。
「ReMed使用済み医療機器に、新たな使命を」をテーマとするプロジェクトは、今月末までの試験運用。東邦ホールディングス(HD)が実働部隊としてサポートする。
対象となる製品は、インスリンやGLP–1受容体作動薬が充填済みの、ノボ社製のプレフィルドシリンジ。これまで使用済みのプレフィルドシリンジは、償却・埋め立て処分となっており、資源の有効活用の観点からプロジェクトを試験実施することにした。
プロジェクトへの参加を希望する患者は、東邦HDのグループが運営する共創未来薬局で受け取った専用の収集ケースに、注射針を外した状態の使用済みプレフィルド型注入器を格納して薬局に戻す。薬局から指定運送業者に受け渡し、リサイクルにつなげる。東京都、神奈川県の15薬局で実施するとしている。
東邦HDは、傘下に医薬品卸を抱えるほか、薬局も手掛けている。
MEジャーナル記事より