2024.03.29 お役立ち情報
〇救急医療の現場における医療関係職種の在り方に関する検討会ワーキンググループ(第4回)
「救急医療の現場における医療関係職種の在り方に関する検討会WG」が3月21日に開催され、救急救命士による救急車内でのエコー検査の実証試験を提案している岡山県吉備中央町に対し、デジタル田園健康特区として研究デザインの精緻化などを要請した上で、それらが「必要十分」だと認められれば救急救命処置の範囲にエコー検査を特例的に追加する方針を示した。
研究デザインの精緻化として救急車での搬送前・搬送中のエコー手技や搬送先病院の選定に係るプロトコルの作成、既存のプロトコルとの整合等の実証を行う体制の整備を吉備中央町に要請する。また、救急救命士による超音波装置の操作に係る研修について効果測定を行いながらプログラムの作成も求める。
なお、WGでは「外傷を疑う可能性があれば速やかに3次救急病院に運べばいい」等、救急救命士によるエコー検査の必要性を感じないとの指摘が改めて出た。