2024.03.29 お役立ち情報
〇健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報の二次利用に関するワーキンググループ(第4回)
「健康・医療・介護情報利活用検討会」の「医療等情報の二次利用に関するワーキンググループ(WG)」が3月18日に開催され、公的データベース(DB)での仮名化情報の利用・提供に向けた議論を行った。
仮名化情報とは他の情報と照合しない限り個人を特定できない情報のこと。匿名化情報と異なり、特異な検査値や病名の削除・改変が不要なため、同じ研究分野の別データと連結させた活用が可能となる。こうした仮名化情報の利用を前提とした法制面の方向性について議論されていた。
医療研究の公共性の高さを根拠に、必要性とリスクに関する審査を経たうえで、公的DB利用を認めることが適当とした。また、現行の匿名化情報の取り扱いと同様に、仮名化情報でも本人同意なしで情報提供することを提案した。これに対し、情報活用を拒否する患者の情報を除外する仕組みや、多数存在する公的DBを管理するための体制構築を求める意見が出た。