2024.04.19 お役立ち情報
〇国立健康危機管理研究機構準備委員会(第4回)
厚生労働省は4月9日付で、次期感染症等に関する科学的知見の拠点となる「国立健康危機管理研究機構」(日本版CDC)を2025年4月に創設すると発表。
新機構は米国の疾病対策センター(CDC)をモデルに、現在の国立感染症研究所と国立国際医療研究センターを統合して設立される新たな専門家組織で、略称は「JIHS」(ジース)。外部の専門家との連携などで得た感染症に関する科学的知見を内閣感染症危機管理統括庁や厚労省の感染症対策部に迅速に提供する。また、総合診療機能を生かした高度で専門的な入院治療を提供するほか、平時から自治体や医療現場に感染症専門家チームを派遣して緊急時の対応体制の構築を支援する。
新機構が目指すべき将来ビジョンは、世界の感染症対策をけん引する「感染症総合サイエンスセンター」となること。情報収集・分析・リスク評価機能、研究・開発機能、臨床機能の全てが世界トップレベルの水準に達することを目指す。