2024.06.07 お役立ち情報
〇全世代型社会保障構築会議(第18回)
政府の「全世代型社会保障構築会議」が5月27日に開催され、医療・介護制度の改革を巡る議論の進め方を決定。2023年末に閣議決定した改革工程に盛り込まれた医師偏在対策等のメニューの検討状況について、政府の予算編成の進捗に応じて年3回程度、議論を実施する。
構築会議の改革工程では、28年度までに行う医療・介護制度の改革を着実に進めるため、年度ごとの予算編成過程でその年度に実施すべき施策を検討・決定することとされている。それを踏まえて、この日の会合では、翌年度の改革の進め方について構築会議としての提言を示すべきという意見があり、内閣官房では具体的な対応を検討する。
2023年末に決定した改革工程では、「こども・子育て支援加速化プラン」が終了する2028年度までに行う医療・介護制度の改革のメニューとして「医師偏在対策」「医療提供体制改革の推進」「医療DXによる効率化・質の向上」等が盛り込まれた。
内閣官房によると、現時点では、政府が骨太方針を決定する前のタイミングと、各省庁が翌年度予算の概算要求を行う後の9月頃、政府予算案の編成作業が本格化する年末を想定している。
「診療報酬」「経済的なインセンティブ」「規制的手法」等を組み合わせ、必要な医師を確保・配置するための対策を前例にとらわれず検討する方針。